中部電力が商船三井、日本郵船それぞれと設立した合弁2社向けに
次世代LNG運搬船「さやりんごSTaGE」船型を2隻受注

2015年09月09日

MI LNGカンパニーは、次世代LNG(液化天然ガス)運搬船「サヤリンゴSTaGE」を、中部電力株式会社が株式会社商船三井および日本郵船株式会社のそれぞれと折半出資にて設立した2社向けに受注しました。

当社は本年1月、初の北米産シェール由来LNG輸送用として、次世代LNG運搬船2隻を受注しております。その後も4月に2隻を受注するなど、順調に受注実績伸ばしています。 今回の受注はこれらに次ぐもので、完成・引き渡しは2018年を予定しております。

このLNG運搬船には、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工業)が開発した船体構造の効率化やハイブリッド推進システムの搭載などにより、LNG搭載量や燃費性能を大幅に向上させた最新の船型が採用されています。 長さ297.5m、幅48.94m、深さ27.0m、喫水11.05m、タンク総容積180,000m3で、リンゴ形状のMOSS方式※1球形タンクを4基搭載。三菱重工業長崎造船所(長崎市)にて建造予定です。

当社は、三菱重工業および今治造船株式会社との連携を緊密にして、輸送能力と燃費性能・環境性能に優れた次世代LNG運搬船に対する需要を幅広く掘り起こし、激化する市場競争での優位確保に力を注ぎ、国内外のLNG輸送業界に貢献していきます。

※1 自立球形タンクを円筒形の支持構造(スカート)で船体に固定する方式。